ゲームオブスローンズ Wiki
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サムウェル・ターリー: "ホワイト・ウォーカーは何千年も前から氷の下で眠っている。もし奴らが目を覚ませば..."
パイパー: "覚ませば...?"
サムウェル・ターリー: "壁の高さが十分だといいけど。"
— 壁について話すサムウェル・ターリー[src]

壁は、その向こうに住む野人から土地を守るために七王国北方の国境に沿って建てられ、100リーグ(300マイル)もの長さを持つ。その高さは700フィート以上にもなると言われており、硬い氷によってできている。8000年前、長い夜の後に、ホワイト・ウォーカーから領土を守るため、魔法と人力の両方を使って建設されたと考えられている。ホワイト・ウォーカーは遠い北方に住んでいるとされるが、今や神話と考えられている。

冥夜の守人[]

誓約の兄弟とも呼ばれる冥夜の守人が壁を守っている。昔は名誉ある機関であったが、五王の戦いの際に厳しい状況に陥り、人員が過去最低の1000人以下まで落ちた。過去には偉大なる栄光と名誉を抱いていた冥夜の守人も、現在はしばしば、犯罪者の入植地として見られている。

現本拠地は、王の道の北の果てにある、壁に沿って立つ黒の城である。東側の壁の終わりに存在する沿岸の東の物見城が、主要な港および補給所としての拠点を担っている。他の有人の砦は、西側の壁の終わりにある影の塔だけである。壁に沿って存在する幾つもの廃城の中に、冥夜の守人の元本拠地であり、最初に建てられた要塞でもある夜の砦が存在する。壁の南方にはギフトと呼ばれる土地がある。食料や供給物を届けるため、何千年も前にスターク家が冥夜の守人に贈ったものである。

過去には、冥夜の守人は毎朝、壁の北方に人を遣り、壁から1マイル以内の場所に生えている木を全て刈らせた。野人が自然の植物に隠れて壁に近づかないようにするためだ。何年もの間に冥夜の守人の数は大幅に減少したため、3つの有人の砦の地域のほとんどで背の高い木々が生い茂っている。

守備[]

冥夜の守人は壁を守るため、様々な方法を導入している。たとえば壁の頂上部に掘られた、天候に対応するための溝がそうだ。射手は下に向けて矢を放つのに、複数ある排水口や木製のトーチカを用いる。また射手は、特別製の滑車で壁の縁にぶら下がり、登ってこようとする敵を真上から攻撃することも可能だ。他の守備手段としては、着火性の油や氷や石が入った樽を襲撃者に落とすための傾斜路などがある。また、巨人を倒すのに十分な威力の投石機や射出機も、冥夜の守人は保持している。おそらく、最大の防衛メカニズムは『大鎌』。刃のついた巨大な振り子のようなもので、恐ろしいほどの力で壁に沿って動き、刃の進行方向に入ったものは容赦なく切り裂かれ、その下に位置するものには氷の雨を降らせる。攻撃の後は、次なる攻撃のために再びその刃を元の場所へ納める。

警備の数に関わらず、壁の本質はその重厚な守備にある。とても高い上、壊して通るには分厚すぎるためである。壁の高さそのものが一番固い守りになっている。通常の射手では、頂上まで矢を飛ばすことは不可能である。野人が投石機のような高水準な武器を持っていないとすると、壁の上にいる警備に矢を当てられるのは、大きな弓矢を装備した巨人くらいのものだ。(そのうえ、冥夜の守人は何千年も巨人を見ていない。) 必要があれば、不確定で非常に危険な試みではあるが、氷床を落とすこともできる。 トンネルの外部には厚さ4インチの冷延鋼板でできた門があるが、内部の門は薄くて穴がある。どちらも黒の城の戦いの間に2人の巨人と1匹のマンモスにより破壊されたとしているが、実際は野人の巨人と呼ばれるたった1人の巨人によってなされた。

規模と単位換算[]

小説とドラマシリーズによると、七王国では帝国単位が使われている。壁の長さは、約100リーグもしくは300マイル(482キロメートル)、高さは約700フィート(213メートル)、幅は平均300フィート(91メートル)である。

『次なる戦いへ』でサムウェル・ターリーは、壁の長さは500マイルだと言ったが、それは間違いだとされている。小説には300マイルだと明記されており、ドラマでも数々の証拠(ウィンターフェルからトーレンの方塞の距離や、ウィンターフェルとキングズ・ランディングの間の移動速度など)が示されている。これによると、ウェスタロスは小説にあったよりも小さいだろうと推計されるが、反対に、壁が500マイルも続くのだとすると、小説よりも大きくなる。壁は300マイルであるという主張のほうが、Game of Thrones: A Telltale Games Seriesではより支持されている。同ゲーム内で、ブリット・ワリックがガレド・タトルに「300マイルの壁がいつまでも立ちはだかっている」と言うシーンがあるこのゲームはがドラマシリーズに沿ってつくられたためである。

関連画像[]

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