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Valyria

全盛期のヴァリリアは、ペントスからミーリーンまで、エッソスのほぼ全域を手にしていた。

"「ヴァリリアは、全盛期には世界の半分以上を治めていた。元羊飼いにしちゃ、悪くない」"
ジョラー・モーモント

ヴァリリア帝国はヴァリリアの街を中心として、ヴァリリア人がエッソス大陸に建設した。帝国があった半島は、国の名を取って、ヴァリリア半島と呼ばれるようになった。全盛期には世界の半分以上を支配した。

歴史[]

ヴァリリアの勃興[]

Ancient Valyrian Shepherds Fourteen Fires

古代ヴァリリア人はもともと羊飼いで、故郷にそびえる火山にドラゴンが住んでいるのを発見した。

元来は敬虔な羊飼いの集まりだったと考えられているヴァリリア人だが、5000年前に、故郷の火山のふもとである14の炎にドラゴンが生息しているのを発見してから、頭角を現すようになった。強力な野獣を手懐けた後、ドラゴンを使ってヴァリリア半島周囲の土地を征服。領土を拡大し始めた。

しかし、ギスカル帝国はヴァリリア人の侵略を止めようとし、奴隷商人湾の反対側の海岸で戦争の開始を宣言。ギスカル帝国の奴隷の大軍は5回の戦争でヴァリリアに進軍したが、一度も勝つことは無かった。ヴァリリアの軍はギスカル帝国の首都ギースに進軍、歴史からギスカル人と文化を消し去る勢いで、燻った廃墟しか残らなかった。


ファイル:Old Valyria, City of Wonders.png

古代ヴァリリアの謎の都市

その後、ヴァリリアは既知の世界の中で独自の言語、宗教、慣習を持った支配的文明となる。いくつもの植民地をつくり、街道を通して首都と植民地を繋げていた。西部の植民地のいくつかは自由都市となった。これらの自由都市は後に、ロイン河に沿って建つロイン人の都市国家との争いが勃発。ロイン戦争にまで発展した。約1000年前についにロイン人が敗北、都市が破壊された。ナイメリアに率いられ、生存者はウェスタロス南東部のドーンに移住した。

数世紀前、ヴァリリアの名家のうちの一つであるターガリエン家が、ウェスタロス大陸の沿岸に、ヴァリリアとの交易拠点としてドラゴンストーン城を築く。

Daenerys and Viserys

繰り返された近親相姦の結果、ターガリエン家の人間は真っ白な肌にプラチナブロンドの髪といったヴァリリア人の特徴を受け継いでいる

破滅の到来とその後[]

Doom

火山の噴火による破滅は、たった一日でヴァリリア文明の全てを破壊した。

約5000年もの間、ヴァリリアの覇権は続いた。しかし「破滅」と呼ばれる、14の炎の大規模な噴火が起き、ヴァリリアの首都、人、周囲の土地を破壊した。ヴァリリア半島自体も荒廃し、その部分に海が触れて煙立つ海となった。ヴァリリアの歴史はもちろん、ドラゴンや呪文、知識なども失われ、権力の中心が破壊されたことにより帝国は崩壊。自由保有地を治めていた有力なドラゴンロードの家々のうち、ターガリエン家だけが生き延びる。破滅の何年か前に、狭い海を越えたところにドラゴンストーン城を建設していたためだ。

無事に残った植民地は、お互いに敵対しながら独立都市国家へと発展した。西部では植民地が自由都市となり、東部の奴隷商人湾では過去に征服されたギスカル帝国の都市が独立を主張したが、5000年に及ぶヴァリリア支配下で、元の文化のほとんどが消え去っていた。

Century of Blood Qohor

ヴァリリアが没した後は血の世紀として知られ、内乱やドスラク族の侵略によって前帝国はばらばらとなった。

自由保有地の心臓部が破壊され、生存する植民地も西から東まで独立を主張し、大陸を動かそうとした政治面での争い、支配権を巡って繰り広げられた暴力的な戦争などの一連の出来事は、血の世紀と呼ばれた。ヴォランティスは自分たちの統治の下にヴァリリア再建を試みるが失敗する。西部の植民地は自由都市を築き上げ、東部では奴隷商人湾に立つ町となった。ヴァリリア半島中心は荒廃し、見限られたままとなっている。

同じころ、目を光らせていたヴァリリア人とドラゴンがいなくなったのをいいことに、ドスラク人がドスラクの海の平原から大軍を引き連れて大陸を一掃。略奪の限りを尽くし、周囲の地域から新たな領土として土地を削り取った。ドスラク人からすれば、破滅の到来は征服と拡大の黄金期の始まりだった。エッソスの北西部遠方では、ヴァリリアから逃げてきた奴隷によって秘密裏に建設されたブレーヴォスの市が頭角を現した。他の植民地が混乱の極みにいる中、自由保有地との、政治的もしくは経済的なつながりがなかったため、すぐに自由都市の中で一番強力な市へと登りつめた。

Valyria 5x05 (4)

煙立つ海に浮かぶ古代ヴァリリアの遺跡の間をボートで移動するティリオンとジョラー。

煙立つ海にはヴァリリアの遺跡が残されており、呪われると考えられている。悪魔と結び付けて「今も破滅がヴァリリアを支配している」と信じ、遺跡に誰も入らせないようにしている人もいる。東の都市では、灰鱗病にかかった人たち、石化人をヴァリリアの遺跡に送って死なせている。病気が進行すると、正気を保ったまま怪物となった石化人がいて、ヴァリリアに来る人々を襲っているのではないかと考えも出てくるだろう。

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