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サンスピア のマーテル家はウェスタロス諸名家 の一つである。大陸の南端に位置するドーン半島をサンスピア城で治めていた。鉄の玉座へ忠誠を誓っているが、マーテル家はターガリエンによる支配を受けていなかったので、ロバート の反逆以降はさらに外縁の存在としてより幅広い政治行事に登場し続けている。

マーテル家の性質[]

マーテル家の紋章は橙の背景に、金の槍で貫かれた赤い太陽である。これはマーテル家の古い紋章にある黄色い槍と、ナイメリア王女 のエンブレムである赤い太陽を組み合わせたもので、戦士女王とモース・マーテル との結婚を象徴している。家の標語は「折れぬ、枉げぬ、まつろわぬ」であるとおり、いかなる戦況においても屈しない。彼らが外部のどの者からも完全に征服されたことがない過去は他のどの名家にも見られない特徴である。プリンス・ドーラン・マーテル 、そして彼の一人息子で唯一の後継者であるトリスタン・マーテルエラリア・サンドサンド・スネーク に暗殺されたことで、マーテル家は法的に途絶えてしまった

一族[]

本拠地[]

サンスピア宮[]

Sunspear-H&L

サンスピアはドーンの中心地である。七王国 の最南端であり、サマーシーに浮かぶ大陸の南西に位置する。堅牢な城と、無秩序に住宅が広がった街で構成されている。泥と藁を多用した建造物が大半を占める。最大の建物は、150フィートで鉄の小尖塔が印象的なタワーである。

歴史と背景[]

ナイメリア はヴァリリア人から逃れながら、ロイン人の難民を遙かな距離をわたってドーンまで導いた。 ドーンの地は「最初の人々 」とアンダルス の小王たちによって長らく分断されていた。マーテル家はドーンの地方領主として始まった。約一千年前、エッソスでの古代ヴァリリア永世領による征服を逃がれたロイン人 の難民たちは、戦士女王ナイメリアに導かれて「狭い海(ナローシー) 」をわたりドーンにたどり着いた。モース・マーテル はナイメリアに惚れ込み、縁組を通じて彼女と手を結ぶことを決めた。そして両勢力が力を合わせたことで彼らは残りのドーンを征服し、統一した。彼らの結束を示すために、モース・マーテルの元の金の槍の紋章はナイメリアの赤い太陽の紋章と組み合わされ、それ以来この金の槍に貫かれた赤い太陽は、マーテル家の紋章として使われ続けてきた。彼らの先祖であるロイン人のように、マーテル家は自らの統治者を「王」ではなく「プリンス」と定めてきた。

ダーガリエンの征服 を抗い抜いたドーン[]

マーテル家はゲリラ戦に頼ることでターガリエンの征服を抗い抜いた。もしドラゴンが来れば去るまで彼らは砂漠に身を隠し、それから敵が撤退するまでターガリエン の供給ラインを奇襲しただろう。ターガリエンの征服(五王の戦いの三千年まえに起こった)では、ドーンは七王国の中で唯一ターガリエンの軍と彼らのドラゴンに見事抵抗しきった地域だった。焼け野原の戦いで見たように大軍もドラゴンの前では歯が立たないことを、また「ハレンの延焼 」で見たように巨城も同様に無力であることを知ると、ドーンの人々はゲリラ戦に頼った。ドラゴンたちが次の城へ去り次第、ターガリエン兵への奇襲と供給ラインの妨害に勤しみ、再びドラゴンたちが戻れば彼らは険しい砂漠に消えていった。またドーン砂漠の熱気もマーテル家の有利に働いた。ドーンの乾燥した気候は、大量の侵略軍が過ごすには向かなかったからだ。消耗戦によって多くの兵士を失い、新たに征服した六つの王国の支配に集中しようと、最後にはあの征服者エイゴン でさえドーンからの退却を決定した。

デイロンの死[]

デイロン・ターガリエン一世 のドーン侵略はわずか四年しか続かず、デイロン一世とその兵士六万人の死とともに終了した。マーテル家はなお、恐れ気もなく自由である。 マーテル家とドーンが完全に征服されたことは一度もない。ターガリエンによる残りのウェスタロス征服からおおよそ一世紀半後、彼らは再び「若きドラゴン」ことデイロン・ターガリエン一世の侵略を受けた。軍事の天才であった彼のドーン征服は、戦場において順調だった。しかし最初の征服運動のあとは四年間にわたるドーン人の反抗が続き、占領軍はふたたび奇襲とゲリラ戦で血を流し続けることとなった。それからデイロン一世によりドーンでの指揮を任命された士官リオネル・タイレル が暗殺されると、ドーン中が立ち上がり反旗を翻した。デイロン一世自身はこの反乱を鎮めようとしたところを討たれ、わずか四年という短い期間を経てマーテル家はふたたび自由なドーンを治めた。 対照的に、マーテル家の当主は常に、それが娘であっても、その嫡子によって継承されている。現在(シーズン5でマーテル家が完全に紹介されるまで)のドーンの王は、もう何年もマーテル家の当主を務めているプリンス・ドーラン・マーテルである。だが直前のマーテル家当主はドーランの母親であり、彼女はエリアとオベリンの母親でもあった。ドーランの母親にはルーウィン・マーテルという実の弟がいた。ドーンを除いたウェスタロスの相続法に従えばルーウィンがドーランの母親の継承順を追い抜けただろうが、ドーンの相続法が両性に平等であったため彼は継承権を得られなかった。彼のキングズ・ガード入団が叶ったのはこのためである。 エッソスの都市国家(後に登場する自由都市群の付くに位置する)で暮らしていたロイン人の先祖たちにならい、マーテル家は自らの当主を「王」や「女王」ではなく「ドーンのプリンス」(もしくは「プリンセス)と定めている。マーテル家の全構成員はプリンス/プリンセスと呼ばれているが、現行の当主も王としてのプリンス/プリンセスである。「ドーンのプリンセス」と「北の最上級貴族」の役割的な違いは微々たるものであるが、「プリンス」という称号は、少なくとも名目上は、より誉れ高い。 征服ではなく縁組を通じ、平等な条件のもとに「鉄の玉座」と結束することで、マーテル家はいくつかの特権を維持することを許された。その中には引き続き王を「王子」と定めることと、両性に平等な長子相続制を継続することも含まれていた。特にオベリン王子に見られるように、マーテル家出身者の多くは短気である。しかしラニスター家とバラシオン家とは違って、彼らは内部競争で分断されることなく密接に結びついた、愛情深い家族である。

旗主および家来[]

  • アリリオン家
  • ブラックモント家
  • ダルト家
  • デイン家
  • ガルガレン家
  • ジョーディン家
  • クォーガイル家
  • マンウッディ家
  • サンタガー家
  • ウラー家
  • イロンウッド家
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