「二度と歩けないかもしれないが、君は空を飛ぶことができる。」
-ブリンデン・リヴァーズ
ブリンデン・リヴァーズは最後の緑視者で、壁の向こうの森の子らの最後の1人として生きていた人間。三つ目の鴉の姿でブラン・スタークの夢に現れて彼が転落して負傷した後、壁の向こう側への探求と自身の真の肉体が眠る洞窟へと導いた。そこでブランに緑視の魔法の訓練を受けさせた。
来歴[]
背景[]
エイゴン4世・ターガリエン王の庶子だった彼は死の床で王が庶子全員を嫡出子と認めたことで王位継承の危機が起こり、後に全面戦争へと発展した。その後のブラックファイアの反乱において彼は異母兄弟である善良なるデイロン王に味方してレッドグラス・フィールドの戦いでデイモン・ブラックファイアと対立した際に矢の一斉射撃で彼を殺害した。
壁の北へと渡って森の子らの間で崇められる緑視者、三つ目の鴉となった。メイスター・エイモンの大叔父にあたる彼はウェスタロス、そしておそらく世界最古の人間とされる。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン2[]
サー・アルフレッド・ブルームがハレンホールの神の森でデイモン・ターガリエンと話している間、ブリンデンが彼を裏切り者と呼ぶ声を聞いた。
デイモンがハレンホールのウィアウッドの樹液に触れると、未来の曾孫ブリンデンが洞窟のウィアウッドの根元に座っているという幻影を見た。すると三つ目の鴉がデイモンの視界に飛び込んできてその幻影を変えた。
ブランをウィンターフェルの地下に案内する三つ目の鴉
塔から落下し、昏睡状態から目が覚めた後のブラン・スタークの夢に三つ目の鴉は何度も現れた。夢の中で、三つ目の鴉はブランが矢を放とうとした時に現れ、ブランは矢を撃つのをやめる。ダイアウルフ像の頭に乗って一声鳴いてからスターク家の地下墓所まで飛んで行った。また同じ夢を見たブランは、キングズ・ランディングで何の問題もなく過ごしているはずの父親を、地下墓所で探すよう鴉が促しているのだと確信する。ブランは不安になり、オシャに地下に連れて行ってもらうよう頼んだ。そこで二人はリコンに会って驚くが、リコンもまた同じ夢を見ていたことが分かる。地下墓所から出て、オシャがブランに偶然の出来事だと言って聞かせていた時、メイスター・ルーウィンがエダードの死を告げる手紙を持ってきた。
ブランはオシャに三つ目の鴉の意味について尋ねるが、彼女は頑なに口を閉ざした。
ブランを夢の中で木に導く三つ目の鴉
北に旅する間、再び三つ目の鴉の夢を見たブラン。夢では自分の足で歩くことができ、鴉を弓矢で撃とうとする。しかし、見知らぬ少年が来て、鴉は殺せない、なぜならブラン自身が鴉だからと言う。別の日に、ブランと一行はこの少年ジョジェンとその姉ミーラに実際に出会った。ジョジェンは緑視者の夢での予知能力についてブランに説明する。ジョジェンもまた三つ目の鴉を見たことがあり、鴉は(ただの予知ではなく)彼自身だったと言う。鴉に与えられた緑視者の力によりジョジェンは、ブランの夢に入ることができるようになった。
ブランが、壁の向こう側にある幽霊の森でウィアウッドの木に触れると、夢の中のウィンターフェル城で地下に飛んで行った鴉の映像を見た。他にも、1本の巨大なウィアウッドが丘に立っているのが見え、「私を探せ…木の下に…北だ!」と言う囁き声が聞こえた。
ブランとその一行は丘に立つ巨大なウィアウッドまでようやくたどり着くが、亡者の集団に攻撃される。ミーラは深手を負ったジョジェンを救おうとするが、ジョジェンはこのまま死なせてくれと頼んだ。一行は森の子らの一人に助けられ、洞穴に案内される。その森の子の説明によれば、亡者に使われている復活の魔法も洞穴の中では力を持たないため、奴らはここには入って来られないという。洞穴の奥深くでは三つ目の鴉が到着を待っていた。三つ目の鴉の実体は鳥ではなく、ウィアウッドの根に繋がれた、とても歳をとった老人であることが明かされた。
人の姿をした三つ目の鴉に出会う
ブランはこの老人が三つ目の鴉だと断言し、三つ目の鴉は、今までに様々なものとなっていたが今はこの姿だと告げる。ジョジェンが死んだと伝えようとするミーラを制した三つ目の鴉は、ジョジェンは出発した瞬間から何が起こるか知っていたが、それでもここまで来たと言った。なぜ分かるのか、ミーラに尋ねられたところ、1000と1つの目を通して生まれてから死ぬまでをずっと見てきたと答える。ブランに、時すでに遅しと告げるが、ブランは自分のために誰も死んでほしくないと言った。対して三つ目の鴉は、ジョジェンの死によって、ジョジェンが失ったものをブランが見つけられたのだと諭す。自分をまた歩けるように出来るかとブランが問うと、それはできないが飛ぶことはできると答えた。
三つ目の鴉に見守られながら、ブランはリアナとネッド・スタークが子どもだった頃のウィンターフェルの映像を見て、ホーダーの本名がウィリスであることを知る。三つ目の鴉が戻る時間だと言うが、ブランは幸せな記憶に浸っていたいと心情を吐露する。そんなブランを幻視から引き出し、幸せな時間ばかりを見たい欲求に抗えと警告した。どんなに強力な緑視者であっても、過去は過去のままで変えられないのだと。
三つ目の鴉は、ブランがロバートの反乱の終盤に喜びの塔で起こった出来事を見ていた時にもブランと一緒にいた。若いネッドの副司令官が、ミーラの父ハウランド・リードだと見分け、また、サー・アーサー・デインがネッドよりも剣の技量が上であると確信。要領を得ないブランに、歴史と実際に起こったことには違いがあると説明した。ブランが塔に向かうネッドを追おうとするが、三つ目の鴉に止められる。
『扉』でも三つ目の鴉はブランを導き続ける
ブランは将来の父親に大声で呼びかけるが、驚いたことに、ネッドにはその声が届いているようだったがそれ以上気にせず、塔に入った。三つ目の鴉はブランを幻視から抜け出させ、過去に干渉するなと再び叱責する。1000年前、ウィアウッドの根が体の中で育ち始めた頃から、ブランのことを待っていたのだと伝える。運命を共にすることはないが、自身がいなくなる前にブランが学ばなければならないことがあることを確かにした。それはいったい何だと、知りたがったブランに「全てだ」と答えた。
三つ目の鴉とリーフは、ブランがホワイト・ウォーカーの真実を知ってもよいころだと判断。ブランを、森の子らと最初の人々の戦争が起こっていた何千年も前の遠い過去への幻視にいざなった。そこで見たものは、リーフに率いられた森の子らが捕まえた人間に近づき、魔法でドラゴンストーンの破片を人間の心臓に差し込んで最初のホワイト・ウォーカーに変える場面だった。幻視から覚めるとともに、ホワイト・ウォーカーは森の子らによって作り替えられた、ブランの祖先と戦うための武器だったことに気が付く。
それから後、三つ目の鴉とブランの仲間が休んでいる間にブランはウィアウッドの根の1つに接触し、常冬の大地に立つ亡者の大群の映像を見た。信じられない思いでこの生き物を眺めながら中心まで歩くと、夜の王と3人の副官の前に出る。亡者たちとは違い、ホワイト・ウォーカーはブランの存在に気が付いていた。夜の王はブランと目が合うと、ブランに近づき腕をつかんだ。恐怖で目を覚ましたブランに、夜の王が印をつけたと三つ目の鴉が告げた。夜の王はブランの居場所がわかり、やって来るだろうと。印があれば、洞穴にかけられたホワイト・ウォーカーとその部下の侵入を防ぐ魔法が効果を失うため、三つ目の鴉はブランと仲間に洞穴を去るよう告げる。