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「人が現れ、城や町が建てられる前の夜明けの時代には、森の子らしか存在していなかったんだ」 ―ブラン・スターク

森の子らは、ウェスタロス大陸にもともと住んでいたとされている、謎に包まれた非人間。ロバートの反乱より12000年前、最初の人々が大陸に移住してきたとき、すでにウェスタロスに存在していた。 伝説によると、五王の戦いの6000年前に起きたアンダル人の侵略の間に見られたのが最後。現在では、神話の生き物であり存在していなかったと信じる人が多い。メイスターのルーウィンネッド・スタークなど、存在していたと信じる者たちでさえ、随分前に絶滅したと考えている。しかし、森の子らは壁の向こう側で耐え忍び、そのうちの幾人かは三つ目の鴉に仕えていたというのが事実だ。三つ目の鴉に仕えていた森の子らが、主人の暗殺の際に殺されたために、森の子らは絶滅したように思われる。


生態[]

Children of the Forest

ウェスタロスの深い森に棲む森の子ら

人と似た姿をしている森の子らだが、大人になっても人の子どもほどの身長しかない。小さな子供のようにとても丸く柔らかい顔のつくりをしていて、(赤ん坊のように)不釣り合いなほど巨大な目をしている。同じ身長の人間の子どもと比べると、通常よりも両目の幅が広い。 隠れた村や沼の上に建てられた小屋、洞穴などの森の深い所で生活するのを好むため、「森の子ら」として知られるようになった。 また、森の子らは恐ろしく長寿である。リーフが8000年から10000年前に夜の王の誕生に関与していたことから、彼らの寿命が1000年単位で数えられるのは確かだ。

文化[]

森の子らは、木や岩や嵐それぞれに宿る、名のない数多の自然の神々を崇拝する。古の神々へと捧げられたこの宗教に複雑な寺はないが、伝説によれば、聖なるウィアウッドの木々に顔を彫ったのは森の子らだという。こういったハートツリーは、森の子らの宗教における神社に近いものだ。

ChildrenOfTheForestGreenseer

森の子らの緑視者

森の子らは技術的に進んでいたわけではないが、木工に強く、森の植物や動物に関しての膨大な知識を持っていた。ウィアウッドから作った弓矢とドラゴングラスから作った剣を使用して狩りを行っていた。 とりわけ頭の良い森の子らは「緑視者」として知られ、意のままに強力な魔法を使うことができたという。

歴史[]

背景
「最初の人々は我々を『子供たち』と呼んだ。だが、我々は彼らが生まれるよりもずっと前に生まれたのだ」
リーフ

ChildrenInWoods

語られないほど長い間、森の子らは森の深い所に棲んでいた。

12000年前に最初の人々が大陸にたどり着いたころより何千年も前から、森の子らはウェスタロスを治めていたと伝説にはある。ウェスタロスのほぼ全域に広がっていた古の森に生息していたが、人が来て森は伐採されていった。この時代に、同じく巨人もウェスタロスに住んでいて、たびたび森の子らと衝突していたとされる。森の子らがウェスタロスに住んでいた何世紀もの歴史や戦争、ロマンスや偉業がどんなものにせよ、彼らの物語は忘れ去られている。

12000年前、ドーンの腕として知られている陸橋を渡って、東の大陸エッソスからやって来た最初の人々がウェスタロスに移住した。最初の人々は、聖なるウィアウッドの木々や森を伐採し始め、それが森の子らとの争いの原因となった。2つの人種は続く2千年間、支配権をめぐって数々もの戦争を繰り広げることとなる。森の子らはドーンの腕を破壊し、緑視者の力を用いて沼地<ネック>を氾濫させた。

二千年続いた暴力の時代の後、森の子らと最初の人々はお互い立ち行かなくなるまで戦った。両者は共存に同意し、神の目湖に浮かぶ顔のある島で条約を締結。森の子らは森に住み、最初の人々は開けた土地を支配することとなった。

ThePact

平和のもとに握手を交わす森の子らと最初の人々。4本指で刺青のある手が森の子ら

条約は、得体の知れないホワイト・ウォーカーが最北から攻めてくるまでの二千年続いた。彼らの侵攻によって、どちらの人種にも死と荒廃がもたらされた。8千年前に、ホワイト・ウォーカーを追い返すため、夜明けを呼ぶ戦争において森の子らと最初の人々は同盟を組む。戦争に勝利した森の子らは、大幅に数が減ってしまっていたが、ホワイト・ウォーカーが戻ってこないように、ブランドン建設王に協力して魔法を使ってを建てた。 元から人口が少なかった森の子らだが、ホワイト・ウォーカーとの戦争で数が大幅に減ってしまい、再び回復することはなかったという。その後何世紀にも渡って人口は減少していき、6千年前にアンダル人がウェスタロスを侵略したころにはほとんど残っていなかった。

AndalsBurnTheWeirwoods

アンダル人はウィアウッドの木を焼き、森の子らを惨殺した

わずかに残った森の子らもアンダル人が大陸を侵略した際に狩られ、追い払われた。魔法がアンダル人の七神正教の妨げになると信じられたからだ。(顔のある島を除いた)南に生息する聖なるハートツリーは伐採されたが、北部に住む最初の人々はアンダル人の侵略に耐え、残ったハートツリーを中心にして古の神々を崇め続けた。惨殺を逃れた一握りの森の子らは、アンダル人も追ってはこられないだろうと、壁を超えたさらに北へ逃げたと言われている。エイゴン・ターガリエン1世が3千年前にウェスタロスに侵略し七王国を統一した頃にはもう、数千年前から森の子らとの接触は無くなっていた。 メイスターたちの知識によれば、森の子らは絶滅したか、もしくは最初から存在しておらず、神話の生き物だったのかもしれない。だが、北部に住む人々はこれを否定。森の子らは実在し、人間の国から遠ざかっているとし、彼らから古の神々信仰を受け継いだと主張している。 生き残った森の子らは壁の向こう側で地下の洞窟に隠れて、野人にも見つからずひっそりと生き延びた。

シーズン2[]

メイスターのルーウィンブラン・スタークに、森の子らのような魔法の生き物は存在しなかったと伝えた。古代には実在したかもしれないが、ずっと昔に絶滅しただろうとルーウィンは自分の考えを語る。「ドラゴンもいなくなったし、巨人も皆死んだのです。同じように、森の子らも忘れられてしまった。」

シーズン4[]

森の子らのうちの1人、リーフがブラン・スタークとその仲間を亡者から救うために、三つ目の鴉の洞穴から現れる。三つ目の鴉に会うため、リーフの先導で洞穴の中を進む間、他の森の子らが角からブランたちを見つめていた。

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