- "ドレッドフォートにいる私の落とし子に使いを送りましょう"
- ―ルース・ボルトン、ロブ・スタークに対して
ドレッドフォートは北部に位置する城である。ボルトン家の拠点で、ウィンターフェルの東、ウィーピング・ウォーターの岸にある。何人かの古代のスターク家の王を含む敵の皮を剥いだことで知られ、今でもそれを城に飾っていると噂されることもあるボルトン家の要塞であるため、ドレッドフォートには不吉なイメージがある。しかしそのような恐ろしい戦利品がかつて存在していたとしても、とうの昔に片づけられたか、破棄されているであろう。
歴史[]
背景[]
ドレッドフォートのボルトン家は、その長い不和と反乱の歴史のため、「北部の脅威」として知られるようになった。
シーズン2[]
ウィンターフェルがシオン・グレイジョイに占拠されたとの知らせがドレッドフォートの要塞に届く。この情報はさらに使い鴉によってルース・ボルトンに伝えられる。
シーズン3[]
仲間に裏切られラムジー・スノウの元へ送られた後、シオン・グレイジョイはドレッドフォートの拷問部屋に監禁される。数ヶ月の間、彼は、肉体的及び精神的に数々の恐ろしい拷問を受ける。
シーズン4[]
ヤーラ・グレイジョイは、シオン・グレイジョイを救出するためドレッドフォートの襲撃を指揮する。しかしヤーラと仲間の鉄諸島人たちは、今や「くさや(リーク)」となったシオンに自分たちが救出に来たと納得させることができず、襲撃は失敗に終わる。ラムジーと猟犬と仲間のドレッドフォートの兵士たちは、鉄諸島人の襲撃者たちを追い払う。
要塞モウト・ケイリンの陥落の後、ボルトン家は伝統的な北部の首都であるウィンターフェルを新しい拠点とし、ドレッドフォートは一握りのボルトン軍の兵と城代に任せられる。恐らくルースはラムジーの子にウィンターフェルを継承させ、ウォルダとの間の子にはドレッドフォートを与えるつもりでいたのだろう。
重要人物[]
- ルース・ボルトン公…先代のドレッドフォート及びウィンターフェルの城主、北部総督。
- レディ・ウォルダ・ボルトン…ルースの後妻。ウォルダー・フレイ公の孫娘
- ラムジー・ボルトン…ルースの認知された私生児、ドレッドフォート及びウィンターフェルの城主、北部総督。
- リーク…元の名はシオン・グレイジョイ、ラムジーの下男で人質。
- ミランダ、ヴァイオレット、タンジー…ラムジーの愛人。
- ロック…ボルトン公の兵士、ブラン・スタークを追って〈壁〉の向こう側で死亡。
- 鉄の脛(スチールシャンクス)…ボルトン公に仕える兵士。ジェイミーを王都まで護送する。
- 拷問係の長…尋問係のリーダー。ラムジー・ボルトンに殺される。
Image Gallery[]
撮影の背景[]
シーズン4の、外から見たドレッドフォートの映像には、北アイルランドのダウン州のマイラ城が使われている。
原作[]
小説シリーズ『氷と炎の歌』でも、ドレッドフォートは同様の不和と反乱の歴史を持つ。カーホールド建設の3世紀後、ドレッドフォートを2年間包囲した戦の末に、スターク家がついにボルトン家を破った。ドレッドフォートは火山の噴火口の周辺に建てられており、天然の温泉の上に立つウィンターフェルと似た形で熱源を得ている。
ドレッドフォートは、高い城壁と、鋭い石の歯に似た三角形の凸壁を持つ強固な要塞である。石壁は厚く、塔は大きい。大広間は薄暗く煙が立ち込めており、壁からは松明を持った人間の腕の骨が列になって突き出している。長テーブルが並ぶ奥に高座がある。広間の天井はアーチ形で、垂木は煙で黒ずんでいる。