ゲームオブスローンズ Wiki
登録
Advertisement
ゲームオブスローンズ Wiki
この記事は手直しを必要としています!

この記事には改善できる箇所があります。訂正・追加すべきところを発見したら、編集をクリックして、あなたの力で記事をあるべき形へと導いてください!



人物[]

ジェイミー・ラニスターはシーズン1からシーズン8までの主要な登場人物で、ニコライ・コスター=ワルドーが演じる。ジェイミーは〈王の楯〉の騎士であり、タイウィン・ラニスターの長男、そしてサーセイ・ラニスターの双子の弟でティリオン・ラニスターの兄である。エイリス・ターガリエン2世の〈王の楯〉であったが、キングズランディングの略奪の際にエイリスを裏切って殺し、人々から〈王殺し〉とあだ名されるようになる。サーセイと同様にジェイミーは尊大で不道徳で衝動的。サーセイとは若いころから近親相姦関係にあり、王妃の三人の子供たちの実の父親である。

生い立ち[]

ジェイミーは若くして騎士となり、サーセイと一緒に居るために、キャスタリーロックの相続権を手放し、15歳にして史上最年少で〈王の楯〉に選ばれた。だがこれは狂王エイリスがタイウィンから世継ぎを奪おうとする企みであった。タイウィンは怒り、〈王の手〉を辞職し、サーセイを連れてキャスタリーロックに戻った。姉が去り、狂気と残酷さに取りつかれた王を守る職務に就いて、ジェイミーは次第にその任務の魅力から覚めていった。〈ロバートの反乱〉の最後に、タイウィンがエイリス王をだましてキングズランディングにその軍勢を入れ、街を略奪し始めた時、エイリス王は敵に奪われる前に街を焼きつくす命令を下し、ジェイミーには父タイウィンを殺すよう命じた。ジェイミーは民衆と父を救うために王を殺したが、その善行は人々には知られず、〈王殺し〉の蔑称と、邪悪で名誉を持たない男としての悪評のみが残った。ジェイミーの回顧によれば、自分が最良の行為をするほど、人々に罵倒されることが多い。

シーズン1[]

キングズランディングにて〈王の手〉ジョン・アリンの葬儀を見る。サーセイは不審な死を遂げたアリン公が自分たちの秘密を握っていた可能性を懸念するが、ジェイミーは秘密はアリンと共に死んだと考える。サーセイはジェイミーこそ〈王の手〉になるべきだと言うが、ジェイミーはその名誉には興味がない。ロバート王が新たな〈王の手〉を任命するためにウィンターフェルに発った際、ジェイミーも護衛として随伴する。売春宿に行った弟のティリオンを訪ね、夜の祝宴には参加するように頼み、数人の娼婦を買い与える。祝宴の席でエダード・スタークを挑発するが、彼はそれに乗らない。夜が明けるとエダードとロバートは狩りに出かけ、その際に城の塔でサーセイと情事に及ぶ。しかしその現場を塔を登って来たブラン・スタークに目撃され、ジェイミーはサーセイとの近親相姦の秘密を守るために、幼い少年を高い塔の窓から投げ落す。

落下したブランは奇跡的に命拾いするが、ジェイミーは障害が残るため死なせてやるべきだと考える。朝食の席でティリオンが王都に戻る前にの見学に行くことを聞かされる。北の脅威を軽んじるジェイミーは〈冥夜の守人〉となるべく壁に向かうジョン・スノウに話しかけ、彼をからかう。

一行が王都へ帰還すると、ジェイミーは小評議会に参加しに行くエダードを玉座の間で待ち受ける。ジェイミーはそこでかつてエダードの父や兄が惨殺されたことを述懐し、狂王を殺したのは正義だったと主張するが、エダードの心には届かない。その夜、使い鴉にてブランが意識を取り戻したという報せが届き、サーセイはジェイミーの軽率な行動を責めたてる。だがジェイミーは戦争になったら自らとサーセイ以外のあらゆる者を殺してやると言う。

ロバートの部屋を警護するジェイミーは部屋の中へ呼ばれる。ロバートは金持ちのラニスター家であるにも関わらず飲んだくれの王を護衛する任に就くジェイミーを皮肉り、最初の殺人について尋ねた。ジェイミーは16歳の従士時代に王の森兄弟団の無法者を殺し、バリスタン・セルミーが指揮官を討ち取ったことを話す。そして狂王の最後の言葉について尋ねられ、火あぶりだ、と叫んでいたことを語る。

ロバートはジェイミーが警護に当たる際によく娼婦を呼び、サーセイへの侮辱を聞かせている。その際エダードから王宛ての手紙を持って来たジョリー・カッセルパイクの包囲戦について回想し、ミアのソロスやウィンターフェルで見かけたというシオン・グレイジョイについて話すが、エダードには仕えていないと言い、手紙を渡すことを拒否する。

キャトリン・スタークがティリオンを逮捕したという噂が流れると、ジェイミーは王都の市中でエダードを取り囲む。災難に遭った弟について事情を尋ねると、エダードは自らが捕えるよう命令を出したと言う。ジェイミーは剣を抜いて脅迫するが、エダードが死ねばティリオンの命もないと聞かされ、部下に彼を捕えるよう命じ、ジョリーの目を短剣で貫いて殺害する。エダードとの一騎打ちになるが、部下がエダードの脚部に槍を突き刺したため突如として横やりが入る。興を削がれたジェイミーはその部下を殴り倒し、エダードに弟を返すように告げて王都から脱出する。

軍を展開した父タイウィン公と合流するが、タイウィンはエダードに止めを刺さなかったジェイミーを責める。ジェイミーは評判など気にしないと言うが、タイウィンは気にしないと思われたいだけだとジェイミーの本心を見抜く。タイウィンは千年続く王朝を築き上げるか、ターガリエン家のように消え去るのかジェイミーにかかっていると言い、3万の兵を与えてキャトリンの生家であるリヴァーランを包囲するよう命じる。

タイウィンが陣を張るグリーンフォークにロブ・スタークの軍が迫るが、これは陽動であり、本隊は別にあった。囁きの森の戦いでジェイミーは捕らわれの身となる。ジェイミーは戦争を終わらせるためロブに決闘を申し込むが断られ、グレイトジョン・アンバーに連行される。

北部の諸侯たちがロブを北の王として擁立している間、キャトリンは捕縛されているジェイミーに面会する。キャトリンは侮辱的な言葉を浴びせるジェイミーを石で殴り、ブランが塔から落ちた理由を問い詰める。ジェイミーは自分が突き落としたことを認めるが、その理由は答えない。

シーズン2[]

ロブはジェイミーを旗主の城で拘束した場合タイウィンによって買収される恐れがあるため、ジェイミーを進軍に同行させる。ジェイミーはロブを少年扱いして嘲笑するが、スタニス・バラシオンによって国中にもたらされたジェイミーとサーセイの秘密について語られ、反撃される。さらにブランを突き落としたのはその現場を目撃されたからであると見ぬかれ、大狼グレイウインドをけしかける素振りを見せられる。

アルトン・ラニスターがロブの陣営にやって来た時、捕虜によって牢が不足しているためジェイミーと同房となる。遠い従兄弟であるアルトンと昔の思い出を語った後、脱走する計画があると言い、耳を寄せて来た彼を殴り殺す。そして駆けつけて来た見張り番のトーレン・カースタークを鎖で絞め殺して脱走する。だが脱走は失敗し、翌朝兵たちによってすぐ陣に連れ戻される。息子を殺されて激怒するリカード・カースターク公はジェイミーの首を求めるが、キャトリンがそれを止める。その夜、キャトリンとタースのブライエニーは兵たちがジェイミーの生死に対して揉めているのを目撃し、ジェイミーが生きて翌朝を迎えられないことを予想する。キャトリンはジェイミーの牢に行き、ブライエニーだけを立ち会わせて見張りの兵には退出を命じる。キャトリンはジェイミーを義なき男と呼び批判するが、ジェイミーは自分はサーセイ以外の女を知らないため、戦時中に余所の女と子供を作ったエダードよりは名誉があると言い放つ。そしてキャトリンがジョン・スノウを憎むのはその事実を思い出させるからだと指摘する。これはキャトリンにとって最大の侮辱であるが、彼女の目的はジェイミーが殺されてしまう前に王都に帰り、その身と引き換えにサンサアリアの2人の娘を生きて返させることである。キャトリンはブライエニーに命じてジェイミーを王都まで護送させる。

ブライエニーによって牢から連れ出されたジェイミーは道中でブライエニーのことをからかう。ブライエニーは挑発には乗らず、義なき男として知られるジェイミーを嫌う発言をする。ジェイミーは拘束を解いて戦うよう持ちかけるが、断られる。

道中、ジェイミーとブライエニーはスタークの軍に吊るされた3人の女の死体を見つける。ブラエイニーは彼女らの亡骸を下ろそうとするが、そこにスタークの兵士が現れ、その内の1人がジェイミーの正体に気が付く。ブライエニーは彼らを殺し、疑問を投げかけるジェイミーに対し自分はスターク家ではなくキャトリンに仕えていると言い、女たちの死体を下ろす。

シーズン3[]

ジェイミーはブライエニーに護送されながら王都に戻る道中、彼女が仕えていたレンリーが男色だったことを皮肉る発言をして怒らせる。そして愛する者は選べないと言う。そこに馬を連れた老人が通りかかって挨拶をする。ジェイミーは彼に正体を気付かれた可能性があるため殺すべきだと警告する。だがブライエニーはこれを拒否する。川を迂回することを避けるため橋を渡っている最中、ジェイミーは不意を突いてブライエニーの剣を奪う。2人は対決するが、長期間拘束されていた上鎖で繋がれているジェイミーはブライエニーに倒される。そこにボルトン家の旗を掲げた一団がやって来て、ジェイミーたちを捕える。ジェイミーが予測した通り、先ほどの老人が密告していた。

ジェイミーは人質としての価値がないブライエニーは夜になったら犯され、抵抗すれば殺されてしまうと予想する。事実、ジェイミーらを捕えたボルトン家の家臣であるロックは兵たちにブライエニーを犯させようとする。だがジェイミーはブライエニーの父親であるセルウィン公は娘が処女のまま帰ってくるならば、その体重分ほどのサファイアを身代金として払うだろうと嘘を付き、ロックに強姦を止めさせる。さらに自分を返せばタイウィン公が金を払うだろうと言って買収しようとするが、父親を鼻にかける態度が気に入らないロックはジェイミーの右手首を斬り落とす。

利き腕を切られて茫然自失とするジェイミーは馬から落馬し、水を要求する。だがロックは水と偽って馬の小便を飲ませる。ジェイミーは隙を突いて剣を奪い抵抗するが、呆気なく倒されてしまう。戦えなくなったジェイミーは生きる気力を失いかけ、食事を摂らない。ブライエニーは彼を女のようだと批判して食事を摂らせる。ブライエニーはジェイミーがロックに語った嘘について気付いており、なぜ助けたのか問うが、ジェイミーは答えない。

ロックによってハレンの巨城(ハレンホール)まで連行される。ルース・ボルトンはジェイミーの右腕を切り落としたことでロックを叱責する。ジェイミーはルースに王都の状況について質問し、スタニスの軍勢が王都を包囲したことを教える。ルースの思わせぶりな口調に、サーセイの安否について不安を覚えるが、タイウィンとロラス・タイレルの援軍がスタニスを退けたことを知る。ルースはジェイミーをクァイバーンに治療させる。 ジェイミーはクァイバーンがメイスターではないことに気付く。クァイバーンは芥子の汁を使おうとするがジェイミーは麻酔を拒否する。相当な痛みがあると警告されるも、ジェイミーは叫ぶことによって痛みに耐えることにする。

ジェイミーは浴場に行き、先客であったブライエニーと同じ湯船に浸かる。当初ジェイミーはブライエニーがレンリーを守れなかったことを指摘するが、彼女を信頼していると言い、争いはやめたいと言う。そして〈王殺し〉と呼ばれる自分を軽蔑したような目でみる彼女に対し、狂王を殺害した時の話を語って聞かせる。ブライエニーはなぜネッド・スタークに真実を話さなかったのか聞くが、ジェイミーは彼は聞く耳など持たないと言う。ジェイミーは感情が昂ぶったせいで倒れそうになるが、そこをブライエニーに介抱される。

ルースは食事の席にて、ジェイミーとブライエニーを殺してしまうのが自分にとって最も安全かもしれないと言いながらも、部下のロックが腕を切り落としたことの償いとしてジェイミーを王都まで無事に送り返すことを約束する。だがブライエニーは反逆の罪に問われているため解放されないという。ジェイミーは意見しようとするが、立場を弁えないとどうなるか学んだだろうとルースから釘を刺されてしまう。

ジェイミーはブライエニーが拘束されている部屋を訪ね、自分は王都に、ルースはエドミュア・タリーの結婚式に参列するため双子城に行くと言う。ロックの元に置いていかれるブライエニーは、サンサとアリアを返すというキャトリンとの約束を果たさせることをジェイミーに誓わせる。出発する時、ルースがタイウィン公によろしく伝えてくれと言うと、ジェイミーはロブと彼の叔父に"ラニスターからの挨拶"を贈ると言う。王都に戻る道中、クァイバーンから人体実験をしたためにメイスターの資格を剥奪されたという経緯と、ロックがセルウィン公の娘の身柄と引き換えに金を払うという申し出を拒否したことを聞かされる。クァイバーンはブライエニーは余興として殺されてしまうだろうと予測する。ジェイミーはハレンホールに戻り、ブライエニーが熊と戦わされているのを見る。ロックに身代金は払うと言うが、彼は拒否し、金より暴力が見たいと言う。ジェイミーは命がけでブライエニーを救いあげ、ロックに自分を殺さない限りブライエニーは連れ帰ると言う。ジェイミーは引き下がったロックに対しサファイアの件を謝罪し、ブライエニーと共にハレンホールを出て行く。

ついに王都に帰還したジェイミーは、ブライエニーたちと別れすぐにサーセイに会いに行く。呼びかけられたサーセイが見たのは右腕を失ったジェイミーの姿であった。

シーズン4[]

王都に戻った後、父のタイウィンから亡きネッド・スタークが持つスターク家の大剣アイスを溶かして作ったヴァリリア鋼の剣を贈られ、キャスタリーロックに帰還して家督を継ぐように言われるが拒否する。城も妻子もいらないと言うジェイミーは、職務である〈王の楯〉の総帥として過ごす事を選ぶ。後継者となることを拒否した息子にタイウィンは失望するが、剣は与える。

サーセイの部屋にて、彼女が作らせた義手をクァイバーンに嵌めてもらう。クァイバーンが去った後、ジェイミーはサーセイを求めるが拒否される。サーセイは長らく不在だったことでジェイミーを責める。そこに侍女が現れ、サーセイにティリオンとシェイが愛人関係であることを報告する。

ジョフリーとマージェリー・タイレルの婚儀での警備について話し合っている時、ジョフリーは王の楯の人物を記した兄弟の書をめくり、ジェイミーに功績がないことを嘲笑う。そして片腕の中年がどうやって護衛するのか尋ねるが、ジェイミーは左腕でも戦えると言う。

〈神々の森〉にいるサンサを見ながら、ジェイミーとブライエニーは彼女のことについて話す。ブライエニーはサンサを保護するべきだと主張するが、ジェイミーはサンサがティリオンと結婚したために事態が複雑になったと言う。王都でのサンサの安全を誓うよう要求するブライエニーにジェイミーは苛立つ。

ティリオンと食事するが、片腕となったジェイミーは食事に失敗する。戦えなくなったことに苦悩するジェイミーに対し、ティリオンは左手で戦えるよう訓練すればいいと言い、金を払えば秘密を守れるというブロンを紹介する。ジェイミーとブロンは秘密の場所で剣の訓練をすることになる。

ジョフリーとマージェリーの婚儀の後、祝宴にてロラスと話す。ロラスにサーセイと結婚などできないと言って脅すような発言をするが、ジェイミー自身もまたサーセイと結婚できないと返される。その後、ブライエニーがジョフリーやサーセイと謁見しているのを目撃する。その後、毒に倒れたジョフリーに駆け寄って救おうとするがかなわない。ジョフリーが死に際にティリオンを指差したため、弟が王殺しで逮捕されてしまう。

ジョフリーが暗殺された後、ジェイミーとサーセイはベイラー大聖堂で安置されるジョフリーの遺体の前で2人きりとなる。サーセイはティリオンが犯人であると断定し、かつてティリオンが口にした復讐について語る。サーセイは裁判の前にティリオンを殺するようジェイミーに頼むが、ジェイミーは弟を殺すことはできないと言い、息子の遺体の傍らで末弟の死を願うサーセイを犯す。

地下牢でティリオンと面会し、野外に敷かれたロブ・スタークの陣の牢よりはマシだと慰める。ティリオンはジョフリーがジェイミーとサーセイの息子であることを知っている素振りを見せるが、ジェイミーはそれを口に出させない。サーセイやタイウィンに死を望まれるティリオンは、ジェイミーが脱走させない限り死は避けられないと考える。夜、サーセイはジェイミーを部屋に呼び出し、トメンの警護を増員するよう命じる。そしてキャトリンと娘を返却する約束をしたことを責め、サンサを殺す命令を出せば実行するのかどうか試す。サーセイはティリオンがジョフリー殺害の犯人だと信じ切っており、弟の無実を主張するジェイミーの話を聞かない。

名誉ある人間になろうとするジェイミーは、ブライエニーに鎧とヴァリリア鋼の剣を与え、ネッド・スタークの大剣から作られたその剣で彼の娘を守るよう依頼する。さらに命を狙われる可能性のあるティリオンの従者、ポドリック・ペインを同行させる。ブライエニーは剣に〈誓約を果たすもの〉(オウスキーパー)と名付け、サンサおよびアリアを捜索して保護する旅に出る。

ティリオンは裁判で不利になる。ジェイミーは弟を守るため、自分がキャスタリーロックに帰る代わりにティリオンを助命するようタイウィンと取引をする。タイウィンはティリオンが慈悲を願えば壁に行って〈冥夜の守人〉となることを許可する。だが裁判の証人としてティリオンのかつての恋人であるシェイが現れるとその目論見は崩れ去り、ティリオンは決闘裁判を要求する。

助命の取引を台無しにしたことでティリオンを責め、左手では満足に戦えないから代理闘士にはなれないと言う。ティリオンはブロンを呼ぶようジェイミーに頼み、サーセイの闘士がサー・マーリンならいいと言うが、ジェイミーはサー・マーリンではなく〈山〉が闘士になったことを明かす。

決闘裁判の直前、ジェイミーは地下牢でティリオンと話す。オベリン・マーテルがティリオンの闘士として名乗りを挙げるが、ティリオンはオベリンが勝つ見込みについて気にしていた。ジェイミーはオベリンが戦っているところを見たことがないため分からないと答える。その後、2人は従兄弟であるオーソン・ラニスターについての昔話をし、ティリオンはオーソンが殺していた虫を自分に当てはめる。鐘が鳴り、ついに決闘が始まるが、巧みに戦うオベリンが優勢となる。オベリンが〈山〉を倒した時、ジェイミーは弟が生き残る可能性を見出して笑顔を見せるが、油断したオベリンは〈山〉の一撃で頭を粉砕されて殺されてしまう。

ティリオンは死刑宣告を受け、ジェイミーはそのことでサーセイを責める。だがサーセイは父に自分たちの秘密について話したと言い、ジェイミーを誘惑する。

夜、ジェイミーは地下牢で処刑を待つティリオンを脱獄させ、港で自由都市に行く船が待っていると言い、ヴァリスが手引きしていることを教える。2人は抱擁を交わし別れを言うが、ティリオンは王都から離れる前にタイウィンを殺害することになる。

シーズン5[]

父の葬儀にて、権力を誇ったタイウィン亡き今、ラニスター家の敵対者は付け込んでくるであろうことをサーセイに警告する。サーセイはジェイミーがティリオンを逃がしたことに失望し、ジェイミーの行為が父の死を招いたと責める。ジェイミーもまたティリオンに失望する。

サーセイのもとにドーンから脅迫が届く。毒蛇の象にかけられた首飾りは、サーセイがミアセラに与えたものであった。ジェイミーは娘の身を案じ激昂するサーセイに、自分が救出しに行くと提案する。サーセイは片手の男が単身で敵地に乗り込むことに呆れるが、ジェイミーは1人ではないと言う。その後、ストークワース城で婚約者のロリス・ストークワースといるブロンに会い、ロリスはウィリス・ブラッケンと結婚することになったという書状を見せる。サーセイが約束したロリスとの結婚を反故にされたと抗議するブロンに、南での任務に同行するならばもっといい婚約者と城を与えると約束し、ミアセラ救出の同行を持ちかける。

ドーンに向かう途中、船上でブライエニーの故郷であるタース島を見る。その後船内でブロンと話し、ジェイミー自ら任務に就く必要性を説く。ブロンはジェイミーがティリオンを逃がしたと目するが、ジェイミーはヴァリスの仕業だとし、今度ティリオンに会ったら彼を殺すと言う。

夜中に小舟でドーンに上陸した2人は、朝食としてブロンが殺した蛇を食べる。移動の途中、4人のドーンの兵士に発見され尋問されるが、ジェイミーが鮫に襲われそうになったと発言したため、兵士に疑惑を抱かせてしまう。武器を置くよう警告されたブロンは兵士のうち2人を殺し、馬で掛けて来た1人を落馬させる。ジェイミーは落馬した男と戦い、義手で相手の剣を防いで殺す。ジェイミーは兵たちの死体を隠し必要があると言い、ブロンに死体を埋めさせる。

殺した兵たちの服を剥ぎ取って変装したジェイミーとブロンは、マーテル家の避暑地であるウォーター・ガーデンに潜入し、そこでトリスタン・マーテルとキスをしているミアセラを発見する。彼女を連れ出そうとするが、トリスタンはブロンの服に血が付いているのを訝しみ、ブロンが彼を殴る。そこに砂蛇のオバラナイメリアタイエニーが介入し、ミアセラを連れ去ろうとする。砂蛇と戦闘になったジェイミーたちだが、ドーラン・マーテルの衛士長であるアリオ・ホターが現れ、全員捕えられる。

ミアセラと面会したジェイミーはドーンが危険であるため帰郷する必要があると言うが、トリスタンとの結婚を望むミアセラはこれを拒否する。

ドーランの前に連れて来られたジェイミーは、脅迫があったためミアセラを極秘に連れ出そうとしたのだと説明する。ミアセラの首飾りを盗み、脅迫を贈ったのはオベリンの愛人であるエラリア・サンドだった。ラニスター家によってオベリンが死んだと考えるエラリアは、復讐を望んでいた。だがドーランは戦争を望んでおらず、むしろラニスター家と同盟関係を続けると言う。ドーランはミアセラの帰還を承諾し、代わりに婚約者であるトリスタンも同行させ、さらにオベリンが座っていた小評議会の席をトリスタンに継がせることを条件とする。ジェイミーがブロンの釈放を求めると、ドーランはトリスタンに裁定を任せると言う。トリスタンはアリオ・ホターにブロンを殴らせることを条件に彼を自由にする。その後、エラリアがジェイミーを訪ね、オベリンの死についてジェイミーやミアセラには責任がないと言って謝罪する。

ドーランやエラリア、そして砂蛇たちが見送る中、ジェイミーたちは王都へ向かう船に乗り込む。別れ際、エラリアはミアセラにキスをする。ジェイミーは船内でミアセラに首飾りを渡し、愛を選択することは難しいという話をする。ミアセラはジェイミーが父親であることを知っており、それが嬉しいと語る。親子が抱擁を交わした直後、ミアセラは鼻から血を流して倒れる。

シーズン6[]

人間関係[]

ロバート・バラシオンとサーセイの間の子供であるジョフリー、ミアセラ、トメンの3人の実の父親はジェイミーである。

俳優[]

ニコライ・コスター=ワルドー(Nikolaj Coster-Waldau)。1970年7月27日生まれ、デンマークの俳優。1989年から1993年までデンマークのナショナル・シアターにて演技の教育を受けた。ハムレットなどの舞台にたち、デンマークや北欧の映画界で活躍。のちに英語圏の作品にも参加するようになった。最初の大きなプロジェクトはリドリー・スコットの『ブラックホーク・ダウン』である。リドリー・スコットは、後にワルドーを『キングダム・オブ・ヘブン』でも起用している。

声優[]

桐本 琢也(きりもと たくや)。1967年7月27日生まれ、日本の男性俳優、声優。青二プロダクション所属。以前は劇団青年座に所属していた。海外ドラマ『デクスター 警察官は殺人鬼』や洋画の吹き替えは主役・脇役ともに数多く、ブラッドリー・クーパーやヒョンビンなどの吹き替えを担当している。

Advertisement