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『冬来たる』(Winter Is Coming)は、シーズン1の第一話。脚本はデイヴィッド・ベニオフ、D・B・ワイス、監督はティム・ヴァン・パタンが務めた。

あらすじ[]

〈壁〉を守護する〈冥夜の守人〉(ナイツ・ウォッチ)からの脱走者が捕えられ、北部総督のエダード・スタークの居城 ウィンターフェルに連行される。エダードが制約を破った脱走者を処刑する際、脱走者は〈壁〉の反対側で〈ホワイトウォーカー〉に襲われ逃げ出したと訴える。何千年も前に姿を消したホワイトウォーカーの話を聞いたエダードだが、戯言だと本気にはしない。

その頃、ウェスタロスの王ロバート・バラシオンの側近〈王の手〉ジョン・アリンが死去し、新たな〈王の手〉にエダードを選ぶため、バラシオン家と王妃の一族であるラニスター家がウィンターフェル城を訪れると、エダードに連絡が入る。

一方、ウェスタロスからエッソスに亡命していたターガリエン家のヴィセーリスは、ウェスタロスの王の座を取り戻すために妹のデナーリスを騎馬民族ドスラク人の王であるカール・ドロゴに嫁がせることを企んでいた。

壁の向こう側[]

三人の〈冥夜の守人〉(ナイツ・ウォッチ)が、彼らが守る巨大な氷の〈壁〉の向こう側の見回りに出発する。北へと進んだ先で、ナイツ・ウォッチの一人ウィルが壁の北側に住む自由民の〈野人〉の死体を見つける。彼はすぐにナイツ・ウォッチの二人にそれを報告するが、報告を受けた二人と共に死体を発見した場所へ戻ると、死体は消えている。だが死体があった跡はあり、それを発見した直後、青い目をした〈ホワイト・ウォーカー〉によってナイツ・ウォッチの一人が殺される。残り二名は逃げようとするが、一人は殺され、残った一人ウィルは道中で動く屍と化した野人の女の子を目撃し、驚きで言葉を失う。

キングズランディング[]

〈沈黙の修道女〉による弔いの儀式の真ん中で横たわる、〈王の手〉ジョン・アリンの亡骸。王妃サーセイと双子の弟ジェイミー・ラニスターはその様子を遠めに見る。サーセイはジョンが死ぬ前に情報を誰かに漏らしたかを心配するが、ジェイミーは「もし誰かに漏らしていれば、すでに二人とも処刑されているはずだ」とサーセイをなだめる。

北部[]

ウィンターフェルに暮らすスターク家では、エダード・スタークと妻キャトリンが見守る中、長男ロブ、次男ブラン、エダードの私生児ジョン・スノウ、人質として育てられているシオン・グレイジョイの四人が弓の練習をしている。長女サンサ、次女アリアは城の中で縫い物をしているが、手先が器用なサンサと違って外で男子たちと遊ぶほうが好きなアリアは城を抜け出し、なかなか的に当たらないブランの代わりに矢を的に当ててみせる。エダードとキャトリンにはあと一人、三男リコンがいる。

エダードはナイツ・ウォッチの脱走兵ウィルが捕まったとの知らせを受ける。ナイツ・ウォッチは死ぬまで壁を守ることを誓約するため、脱走は死刑となるのが決まり。エダードはロブ、ジョン、ブラン、シオンを連れて、自ら行う処刑を見学させる。ウィルは処刑を受け入れるものの、「ホワイト・ウォーカーを見た」と主張して譲らない。エダードは死刑の際の決まり文句を唱え、ウィルの首をはねる。そして見学する息子たちの中で一番若いブランに、死刑を宣告した本人が自ら剣をふるうべきなのだと諭す。ブランはホワイト・ウォーカーについて尋ねるが、エダードは「狂人のたわごとで、数千年も前に絶滅している」と答える。

帰り道、スターク家の一行はバラシオン家の紋章である牡鹿が奇妙な死に方をしているのを発見する。その付近で、今度は死んだダイアウルフとまだ生きている仔狼を発見する。親が死んでは生き残れまいと仔狼が殺されそうになったところ、ジョン・スノウが「ダイアウルフはスターク家の紋章であり、これも何かの縁に違いない。ちょうど一人に一匹、子供の数ほど仔狼がいる」とエダードを説得し、仔狼はスターク家の子供たちに育てられることになる。最後に見つかった余りの真っ白い仔狼は「スノウ(私生児)にぴったりだ」とジョンに与えられる。

ウィンターフェルに戻ったエダードは、キャトリンから彼女の妹婿でありエダードの師であるジョン・アリンの死が知らされる。その後、伝書鳩がロバート王の来訪を知らせる手紙を運んでくる。

ウィンターフェルはロバート王、王妃サーセイ、長男プリンス・ジョフリー、〈王の盾〉の一人であるジェイミー・ラニスター、ジェイミーの弟ティリオン・ラニスターら一行を迎える。ロバートは到着後まずはかつての婚約者でエダードの妹リアナの墓を参ると言い、サーセイは「何日も馬車に揺られて疲れているんだから先に休みましょう。相手はもう死んでいるのだから、それくらい待ってくれるわ」と皮肉を言う。妻の言葉に耳を貸さず地下にある墓に向かったロバートは、墓の前で「周りの連中は誰も信じられない」とエダードに打ち明ける。そしてエダードを新たな〈王の手〉にすると決めたと告げ、両家の結束のためにサンサとジョフリーを婚約させることを提案する。

王一行を歓迎する夕食会で王妃サーセイはサンサのドレスを褒め、ジョフリーに相応しい相手だと言う。ジョフリーに夢中なサンサを面白く思わないアリアはサンサのドレスにいたずらをし、サンサを怒らせる。一連の騒動に上手く馴染めないジョン・スノウは、自分の居場所はウィンターフェルにはないと悟っており、たまたま同席した叔父ベンジェンにナイツ・ウォッチに加わりたいと頼む。

その夜、キャトリンはジョン・アリンの未亡人となった妹ライサからの手紙を受け取る。それはジョンが王妃の一族ラニスター家に殺されたと疑っている内容だった。キャトリンはすぐに手紙を燃やし、エダードに知らせる。エダードは〈王の手〉就任を打診されたとキャトリンに打ち明け、友人でもあるロバートのため就任を心に決める。

翌日、高い所に登るのが好きなブランは母の忠告を無視し古い塔に登り、王妃サーセイと弟ジェイミーの情事を目撃する。運悪く二人に見つかったブランは、ジェイミーによって塔の窓から突き落とされる。

狭い海の向こう側[]

ペントスに亡命中のヴィセーリス・ターガリエンは、かつて父が座った玉座をロバート王から取り戻す方法を考えていた。そして妹デナーリス・ターガリエンを野蛮な遊牧民ドスラクの強力な族長カール・ドロゴに嫁がせ、ドロゴが持つ兵力を利用しようと計画する。デナーリスはそれを嫌がるが、兄を怖がり何でも従う性格で、自分の気持ちを抑え嫁ぐことを了承する。

ドスラク流の結婚式では、目の前で繰り広げられる性交や殺人をデナーリスはただ黙って見つめる。すると、ドスラクの間では三人以上は死なないと退屈な結婚式だったと評価されるのだ、と説明を受ける。宴会が行われる中、デナーリスは二つの贈り物を貰う。七王国から追放され、ターガリエン家に使える騎士ジョラー・モーモントからは書物を、仲人役の豪商イリリオ・モパティスからは三個のドラゴンの卵を受け取る。ターガリエン家はドラゴンの血を引くといわれ、紋章も三つ首のドラゴンであることから、デナーリスはこの贈り物を喜ぶ。

関連画像[]

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