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人物[]
オベリン・マーテルはシーズン4に登場する人物で、ペドロ・パスカルが演じる。エピソード「二本の剣」で初登場する。ドーンの大公(プリンス)ドーラン・マーテルの弟であり、〈赤い毒蛇〉(レッド・ヴァイパー)という異名で知られる恐るべき戦士である。また女だけではなく男とも愛し合うことがある。殺された姉エリアの復讐を誓っている。
来歴[]
オベリンはドーラン・マーテルやエリアの弟としてサンスピアで生まれる。オベリンは家族の中でもとりわけ姉のエリアと親しかった。少年だった頃、エリアと一緒にキャスタリーロックに訪問したことがある。彼らはタイウィン公のもとに生まれた「怪物」の姿を見ることを楽しみにしていたが、実際に姿を見てみると普通の赤ん坊であったため失望する。だが怪物の姉であるサーセイが弟を憎悪し、その死を強く望んでいるのを見る。
その後、若くして〈知識の城〉で学び、毒の知識に精通することとなる。赤い毒蛇という恐ろしいあだ名はそれに由来し、毒を使って決闘相手を殺害したことがある。更にエッソスを放浪して次子(セカンドサンズ)に参加し、アスタポアで穢れなき軍団(アンサリード)を見たこともある。
ロバートの反乱にてタイウィン公が王都キングズランディングを略奪した時、レイガー・ターガリエンの妃となっていた姉のエリアが殺されてしまう。噂によれば、タイウィンの旗主である〈山〉ことサー・グレガー・クレゲインがエリアの子供たちを殺害し、その血が付いた手で彼女を犯した挙句に剣で真っ二つにして惨殺したのだという。その噂はオベリンの耳にも入り、以降彼はラニスター家を強く憎むようになる。
オベリンには〈砂蛇〉と呼ばれる8人の落とし子がおり、下の4人は愛人であるエラリア・サンドとの間の子である。砂蛇たちも父と同じく戦士である。
シーズン4[]
ティリオン・ラニスターは王都にやって来たドーンの一行を迎えるが、来たのはドーランではなく弟のオベリンであることを知る。さらにオベリンは一足早く王都に到着しているいう。リトルフィンガーの娼館に来ていたオベリンが女たちや男娼のオリヴァーと楽しもうとしていると、そこにキャスタミアの雨が聞こえてくる。オベリンは歌っているラニスター家の兵に挑み、1人の男の手の甲に短剣を突き刺す。そこにティリオンがやって来て内密に話したいと言われる。王都に来た本当の目的を訝しむティリオンに、オベリンは姉のエリアとその2人の子供の死に対する復讐のために王都に来たと言い、借りを返すのはラニスターだけではないと警告する。
ジョフリーとマージェリーの婚儀の後の祝宴にて、エラリアを連れたオベリンはサーセイとタイウィンに会う。オベリンは王都とドーンの文化の違いについて話し、ドーンでは強姦や子供の殺害は悪趣味と考えられていると言ってエリアとその子供たちの件について暗に批判する。そしてミアセラはそういう土地にいて幸運だと皮肉る。
娼館で楽しんでいたオベリンの元にタイウィンが訪れる。毒の専門家であるオベリンはジョフリーが毒殺されたことは明らかだと言う。タイウィンはオベリンが王都にやって来た日に娼館でティリオンと会っているため、共謀しているのではないかと問うがオベリンはそれを否定する。そしてティリオンと話したのは姉のエリアについてだと言う。オベリンの復讐心を知っているタイウィンはエリアの死に自分は無関係だとし、〈山〉が勝手にやったことだと釈明する。〈山〉との面会を望むオベリンにタイウィンはその席を設けるとし、その見返りに来るティリオンの裁判でオベリンに裁判官を務めるよう依頼し、さらに小評議会に席を用意すると言う。タイウィンは情勢が不安定になる七王国を治めるにあたり、ドーンとの同盟が必要だと考える。
トメンが戴冠した後、オベリンは庭で娘のために詩を書いていた。そこにサーセイが現れてオベリンを庭の案内に誘う。サーセイは弟のティリオンがジョフリーを殺害したと信じており、復讐を望んでいる。オベリンはサーセイの娘であるミアセラがドーンで幸せに暮らしていることを話し、サーセイが娘に贈ろうとしている船をサンスピアまで届けてほしいという依頼を承諾する。
タイウィンが小評議会を招集した際、オベリンは朝が早いため文句を言い、タイウィンが部屋に入って来た時も敬意を示さない。議題がデナーリス・ターガリエンについて及ぶと、彼女が保有しているアンサリードの強さについて証言する。その後玉座の間にてヴァリスと会い、エッソスを旅した経験について語り、ヴァリスの言葉の訛りを見抜いてライス出身であることを当てる。オベリンはヴァリスに少年趣味があることについて話すが彼はそれを否定し、自らの関心が玉座にあることを示唆する。
ティリオンの裁判にて、トメン王は裁判官としてメイス・タイレルとオベリン、そして自らの祖父であるタイウィンを任命して裁定を任せる。裁判はティリオンの不利に動く。証人としてシェイが現れ、ティリオンが決闘裁判を要求した時、オベリンは興味深そうにする。
裁判の後、オベリンは地下牢にいるティリオンを訪ねる。オベリンは幼い日にキャスタリーロックに行って「怪物」の真相を知った話や、サーセイは子供のころから弟の死を願っていたという話をする。ティリオンはサーセイの望みはいずれ果たされるだろうと自分の運命を悲観するが、オベリンはエリアと子供たちの正義を果たすという自分の望みを叶えると言う。そして決闘裁判でサーセイの代理闘士となる〈山〉と相対するため、自分がティリオンの闘士になると宣言する。
決闘が行われる日、連行されて来たティリオンは軽装のオベリンに不安を覚え、戦いの前に酒を飲むなと警告するが、オベリンは戦う前には必ず酒を飲んでいるのだという。闘士の死を案じるティリオンだが、オベリンは今日はまだ死なないと言う。対決する〈山〉が入場してくると、エラリアはその巨体に驚く。あれと戦うつもりなのかと驚愕するエラリアに、オベリンは戦うだけでなく殺すことを目的にしていると言い、死なないことを約束する。戦いが始まると、オベリンは演舞のような槍捌きを披露して観客を沸かせる。そして〈山〉に振り返り、自分のことを聞いているか尋ねる。〈山〉はオベリンに突撃するが、オベリンはそれを躱して姉の強姦および殺害と、子供たちの惨殺について告白させると言う。オベリンは戦いながら〈山〉に罪の告白をするよう迫る。オベリンの巧みな戦闘に〈山〉は翻弄されるが、一度はオベリンの槍を折る。だがオベリンは従者から新たな槍を受け取り、鎧の隙間から〈山〉を斬り付けていく。足の腱を斬り付けられた〈山〉は崩れ落ち、オベリンはそこに突撃して胸を貫く。オベリンは倒れた〈山〉に罪の告白をするよう怒鳴りつけ、さらに誰が姉への攻撃を命令したのか白状させようとする。しかし〈山〉は油断したオベリンの足を引っ張って地面に倒し、さらに拳で歯を折る。オベリンに覆いかぶさった〈山〉は彼の頭部を抑え付け、その目を潰しながらエリアと子供たちを殺したことを自白し、頭蓋骨を押し潰して殺す。オベリンが死んだことによってエラリアは悲鳴を上げ、タイウィンはティリオンに死刑を宣告する。
オベリンは死んだものの、彼の槍に塗られていたマンティコアの毒の影響で〈山〉は死の淵におかれることとなる。パイセルは手の施しようがないと言うが、サーセイはクァイバーンに〈山〉の処置を任せる。
シーズン5[]
オベリンの死に憤るエラリアは復讐を誓うが、ドーランは和平への道を模索する。ジェイミー・ラニスターがドーンにやって来た時、ドーランはオベリンが座っていた小評議会の席に息子のトリスタンを継がせることを提示し、王家との同盟を確認する。